UBMは、Under Bump MetalもしくはUnder Barrier Metalの略称で、半導体チップ上の金属パッドとはんだ、もしくはワイヤボンディングでの接合において、接合信頼性を確保するために形成される被膜です。バリア性および接合時の表面保護の観点から、ニッケル/金やニッケル/パラジウム/金などの構成で形成されます。
メルプレートUBMプロセスは、無電解めっきによりUBMを形成するプロセスです。電解によるバンプ形成プロセスに比較して、露光現像工程が不要で、短い工程でUBMを形成できます。
また、メルプレートUBMプロセスは、前処理に特許技術を含み、“様々なアルミ電極の種類に対応”し、“電極へのダメージを最小限にし、かつ平滑性に優れた被膜”を形成できるプロセスです。ご要望に合わせ、Ni/Au被膜もしくはNi/Pd/Au被膜を形成するめっき液をご準備しております。
メルプレート NI-869はUBM向け無電解ニッケルめっき液です。
メルプレート AU-7621はUBM向け置換金めっき液です。
メルプレート Pal-6500はUBM向け無電解パラジウムめっき液です。
① バリア性
メルプレートUBMプロセスの無電解ニッケルめっきメルプレートNI-869は他浴と比較して高いバリア性を発揮します。Ni/Pd/Auの構成にすることで、さらに膜減りを抑制します。
② ボンディング性
リフロー後、Ni/Auでは、Au表面にNiめっきが拡散し、ワイヤボンディング性が低下することがあります。一方、Ni/Pd/Auの構成では、Niの表面への拡散が抑制され、安定したワイヤボンディング性を実現します。
メルプレートUBMプロセスは、Al電極上に無電解ニッケル金、無電解ニッケルパラジウム金めっきを被膜を形成するためのプロセスです。メルプレートUBMプロセスの前処理プロセスは、以下の特長を持ちます。
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