チップ部品への電気すずめっき液

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あらゆる種類のチップ部品に対応する電気すずめっき液
メルプレートSNシリーズ
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チップ部品

 チップ部品は、小型の表面実装型受動部品です。その機能により、コンデンサー、抵抗器、インダクター等の種類があります。自動車、家電、スマートフォンなどの通信機器から、産業機器やヘルスケア機器に至るまで、幅広い電子機器に部品として搭載されています。あらゆるチップ部品は外部電極を持っており、電極には実装のために、ニッケルめっきおよびすずめっきが施されます。近年は、チップ部品の小型化が進んでおり、0603サイズ(0.6 mm × 0.3 mm)やさらに小さいサイズの使用が増えています。

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チップ部品へのめっき

 チップ部品への表面処理では、バレル装置を用いた電気めっきが主流です。銅ペーストや銀ペーストで形成された電極に、ニッケルめっきおよびすずめっきを施します。各チップ部品の端子への導通を確実にするため、部品と同時にダミーボールと呼ばれる金属球をバレル内に投入し、めっきを行います。

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メルプレート SNシリーズ

 チップ部品には機能により様々な種類があり、その素材や形状も様々です。使用される素材の中には酸やアルカリに対して浸食されやすいものもあります。あらゆるチップ部品に対応できるよう、また、お客様のめっき設備に合わせて選択いただけるように、多種のすずめっき液を準備しております。

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メルプレート SNシリーズ 各製品の特長

 メルプレート SNシリーズの各めっき液はそれぞれに特長を持っています。部品の素材や、Sn皮膜の均一性、部品の使用環境における耐ウイスカー性、生産効率などによって、最適なめっき液をご提案致します。バレル法だけでなく、高速回転めっき装置へも対応可能です。

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